









サイズ 約 直径23×29.5㎝ 高さ13cm (蓋をした状態 高さ17.5cm)
容量 満杯で約1250cc
材質 陶器(土鍋土)
土鍋や壷、すり鉢など生活道具を多く手がける壷田さんの土鍋です。
薪窯で焼かれた土鍋は、火のあたり方や灰のかかり方など、ひとつの土鍋でもたくさんの表情を見せてくれます。
照りのある艶黒の釉薬と、パンパンに膨らんだような丸さが魅力の土鍋です。
蓋部分の白いドットは、「目土跡」です。目土は焼成時に溶けるガラス質の釉薬と引っ付くことがない道具土で、釉薬をかけた部分が棚板や他の焼き物に引っ付いたりしないよう「かまして」使います。
目土跡が黒地に白い水玉のようなアクセントとなっています。
*この土鍋は黒釉にピンホールと呼ばれる空気穴が散っております。
写真6枚目:土鍋内側には透明釉が施されています。
写真7枚目:ポストカードとの大きさ比較
★土鍋土で作られた器は、使い始めに多孔質の土が水漏れしないように、おかゆを炊いて一晩置く「目止め」と呼ばれる作業が必要です。
「目止め」の方法と土鍋取り扱いの注意点を記した紙を同封致しますので、お目通し下さい。
■■壷田 和宏さんと壷田 亜矢さん、ご夫妻で焼き物を作っています。
愛知県立芸術大学の陶芸学部で焼き物を学んでいた彼らは、卒業後すぐから自分達で薪窯を作り、以後30年近く、焼き物と薪窯に関わってきました。
今は、宮崎県の高千穂の山の上で(冬には屋外は摂氏-10℃以下にもなる土地で)、薪作りや土作りから始まる作陶を続けています。