









サイズ 約 16×23㎝ 高さ3cm
材質 陶器
壷田 和宏さんと壷田 亜矢さん、ご夫妻で焼き物を作っています。
愛知県立芸術大学の陶芸学部で焼き物を学んでいた彼らは、卒業後すぐから自分達で薪窯を作り、以後20年以上、焼き物と薪窯に関わってきました。
今は、宮崎県の高千穂の山の上で(冬には屋外は摂氏-10℃以下にもなる土地で)、薪作りや土作りから始まる作陶を続けています。
器の表も裏も釉薬がかけられ、全体に灰色のつるりとしたプレートです。
たたら作りとよばれる板状の粘土を型にのせて成形しています。
裏から見ると角が抑えられて丸みをおびていますが、プレートの縁は表から見ると切りっぱなしのようで、すっきりとした印象に繋がっています。
汁気のある煮物なども受け止められる深さがあります。
写真5枚目:施釉のときの指あとがアクセントになっています
写真7枚目:裏には目跡(裏側にかけた釉薬が焼成のとき板にくっつかないように支える土の跡)があります
写真8枚目:きれいにスタッキングできます
写真9枚目:ポストカードとの大きさ比較
*こちらプレートにはピンホールと呼ばれる、小さな凹みがあります
薪窯焼成のため、同じ窯で焼いても、窯の中の置く場所によって、温度や酸化還元、灰のかかりかたが全て変わってきます。
焼き上がりも、釉薬の溶け具合や色味、火色の出かた、毎回それぞれ違っていて、薪窯の焼き物の出会いの面白さです。
*初めてお使いになる前に、米のとぎ汁で煮てそのまま冷まして頂くと、飲み物の色の滲みつきが抑えられ、ゆっくりと器の成長が楽しめます。
または、お使い頂く前に、一度水や湯を器に満たしてから、飲み物を入れて頂いても、飲み物の色の滲みつきが抑えられ、ゆっくりと器の成長をお楽しみ頂けます。