サイズ 約 6.3㎝ 高さ8cm
容量 8分目で110cc
材質 陶器
壷田 和宏さんと壷田 亜矢さん、ご夫妻で焼き物を作っています。
愛知県立芸術大学の陶芸学部で焼き物を学んでいた彼らは、卒業後すぐから自分達で薪窯を作り、以後20年以上、焼き物と薪窯に関わってきました。
今は、宮崎県の高千穂の山の上で(冬には屋外は摂氏-10℃以下にもなる土地で)、薪作りや土作りから始まる作陶を続けています。
赤土に全面釉掛け、釉薬の厚みのある部分は白濁しており、微妙な色の変化が密度良く表れています。
表面前後に、ゆらゆらと引っかいたような跡が、(釉薬をかけるときの道具跡?)チャーミングに仕上がっています。
薪窯焼成のため、同じ窯で焼いても、窯の中の置く場所によって、温度や酸化還元、灰のかかりかたが全て変わってきます。
焼き上がりも、釉薬の溶け具合や色味、火色の出かた、毎回それぞれ違っていて、薪窯の焼き物の出会いの面白さです。
*初めてお使いになる前に、米のとぎ汁で煮てそのまま冷まして頂くと、飲み物の色の滲みつきが抑えられ、ゆっくりと器の成長が楽しめます。
または、お使い頂く前に、一度水や湯を器に満たしてから、飲み物を入れて頂いても、飲み物の色の滲みつきが抑えられ、ゆっくりと器の成長をお楽しみ頂けます。